新しい環境に 飛び込み 持続可能な成長へ

ジャパンフリトレー株式会社

常務取締役

齋藤 紀光

独自の進化を続けているスナックメーカー

マイクポップコーンやドリトス、チートス。誰もが一度は手に取ったことのあるスナック菓子のブランドを展開しているのが、ジャパンフリトレー株式会社です。ペプシコやカルビーとのシナジーを背景に、国内で独自の進化を遂げてきました。今回お話を伺ったのは、常務取締役の齋藤紀光さん。食品業界を渡り歩き、2019年に同社へ入社。2024年から現職として会社をけん引しています。豊富なキャリアと、人生の転機から生まれた価値観をもとに語られる言葉には、会社の雰囲気と人柄がにじんでいました。

“がむしゃら”から広げた考え方

子どもの頃から食べることが大好きだったという齋藤さん。富士山のふもとで育ちましたが、学校や学びの選択肢が少なく、もっと広い世界を見たいという思いが強かったと言います。「だから大学や社会人になってからは、あえて知らない環境に飛び込むことを選びました。その過程でマーケティングという学問に出会い、自分のアイデアを形にする面白さを知りました」

 

大学卒業後はやりがいを求め、30代前半までとにかくがむしゃらに働いていた齋藤さん。しかし30代後半に体調を崩してしまいます。結婚してすぐのころ、ちょうど家族も増える時期でした。「そこで、仕事中心ではなく“プライベートも含めて楽しむこと”を優先しようと考え方を変えました。体の不調は避けられないこともありますが、視野を広げていたら防げたかもしれないと感じました。だからこそ、今は“楽しむ”ことを優先しています。その結果、考え方がシンプルになり、人との関わりや視野も広がって、最終的には仕事にもプラスになったと思います」

ナンバーワンで在り続けるために

ジャパンフリトレーの強みとはなんでしょうか。「3つあります。まずはナンバーワンブランドを持っていること。マイクポップコーンは日本No.1のポップコーンブランド、ドリトスは世界No.1のトルティーヤチップスブランド、チートスも世界でNo.1のパフスナックブランドですこれらは長年の品質へのこだわりで信頼を築いてきました。2つ目はグループシナジーです。世界のペプシコ、日本のカルビーの技術や販売ノウハウを背景に、新しい価値を生み出せる土壌があります。そして3つ目は独自価値。ポップコーンは食物繊維が豊富で健康領域にチャンスがありますし、ドリトスは食事領域、チートスは気分転換領域と、それぞれお菓子の価値を超えた可能性を秘めているんです」例えばポップコーンの分野では、原料の品質・味付け・湿気・不発コーンが少ないなど、他社が真似できない製造技術を磨いてきたという齋藤さん。お客様が安心して食べられる品質こそ、ナンバーワンを維持できている理由だと語ります。

 

そして社内は自由度が高く、意見も通りやすい社風だそう。「新しい挑戦を歓迎する温かい雰囲気があるんですよね。スピード感も特徴で、意欲があればすぐに活躍できる環境だと感じています。こんな企業風土だからこそ、この3つの強みが大きく発揮できるのではないでしょうか」

新しい環境に飛び込むこと

これからのジャパンフリトレーは、どこを目指すのでしょうか。「今の重点は“持続可能な成長”です。人とブランド、この2つへの投資が不可欠だと考えています。正しいことを正しく行うことで社員がやりがいを持ち、ブランドもお客様に愛され続ける。これが会社の成長につながると信じています。だからこそ正しいことを正しく行いながら、一人ひとりが自律して動ける環境を、茨城からつくっていきたいと思っています」

 

自身、大学や社会人では、みずから選んで新しい環境に飛び込み続けました。マーケティングと出会えたのもその選択のおかげです。挑戦は失敗も多いですが、その中で得た成功体験が自分の価値になっていきます。今は不確実な時代ですが、自分で選び、挑戦することが未来を拓く一歩になると思います」と齋藤さん。スナックという身近な存在に込められた“はじける楽しさ”は、これからも人々の暮らしを彩り続けます。

ジャパンフリトレー株式会社

常務取締役

齋藤 紀光

静岡県富士宮市出身。2002年に大学卒業後、調味料メーカーで営業職を経験。その後、総合食品メーカーで事業企画、嗜好品メーカーでブランドマネージャーを務め、商品開発やマーケティングに携わる。2019年、ジャパンフリトレーに入社。マーケティング本部長を経て2023年取締役に就任、2024年より現職。
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